結婚式費用の払い方をタイミングで分けてみると大きく2種類あります。
前払いと後払いです。
前払いを採用している式場は多いですが、実は後払いの方が新郎新婦の負担も少ないというメリットがあります。
今回は結婚式費用の前払いと後払いについて、違いやそれぞれのメリットデメリット、後払いのできる式場やサービスなどをまとめてみました。
INDEX
結婚式費用の払い方の種類(タイミング)
結婚式費用の払方を、払う時期で分けてみると以下の2つに分けられます。
・後払い(当日払い)
順番に見ていきましょう。
前払い
実際には前払いを採用している結婚式場が殆どと言っていいでしょう。
結婚式の10日から1週間ほど前に費用を支払います。
私の場合も前払いで確か2週間ほど前に結婚式場に全費用を振り込みしました。
振り込み用の口座に振込限度額があったので数回に分けて振り込むなど、なかなか大変でした。
後払い(当日払い)
後払いは結婚式が終わった後に費用を支払うやり方です。
結婚式が終わった後に一括で払う場合と、分割で払っていく場合があります。
前払いと後払いでは、後払いの方が負担が少ない!?
後払いと比べると、前払いは新郎新婦の負担が大きくなるといえます。
というのも結婚式の前に費用を支払う形だと、そこにご祝儀を見込めなくなってしまうからです。
一方後払いは結婚式の費用からご祝儀の額を引いた金額を用意すればよいので、金銭的な負担が少ないです。
ゼクシィ結婚トレンド調査2017のデータをもとに、前払いと後払いの費用の負担を計算してみました。
前払いの場合は結婚式費用の平均値、後払いの場合は結婚式費用の平均値からご祝儀の平均値を引いた値です。
●用意する金額の比較(ゼクシィ結婚トレンド調査2017を元に計算)
後払い:127.4万円
こうして比較してみると、負担額の違いがよくわかります。
ゼロ婚などは後払いを利用して負担を減らした方法

参照:ゼロ婚
ゼロ婚、すなわち結婚式を0円であげるという結婚式サービスがありますが、これは結婚式費用の後払いを利用したやり方です。
結婚式費用を御祝儀の額までに抑えて、後払いにすることで新郎新婦の負担をゼロにします。
なるほどと思う方法ですね。
貯金が少し心もとないかなという方でも負担なく挙式できそうです。
後払いをするにはどうすれば良いの?
金銭的な負担が少なくなる後払い。
実際後払いをするにはどうすればいいのでしょうか。
方法はいくつかあります。
・後払いオッケーの結婚式場
・結婚式場検索サイトのサービスを利用
・結婚プロデュース会社を通す
順に見ていきましょう。
後払いオッケーの結婚式場

参照:TRUNK HOTEL
後払いが可能な結婚式場を選ぶというのが1つ目の方法です。
大手のゲストハウスなどは系列会社に金融機関を持っていたり、金融機関と提携をして後払いを可能にしていることがあります。
例えばテイクアンドギブ・ニーズ(T&G)などは系列の式場での後払いが可能です。
またマイナビウェディングや楽天ウェディングでも後払い可能な式場の特集があります。
こちらに掲載されている式場に問い合わせるのも良いでしょう。
マイナビウェディング | 自己負担0円で叶う結婚式特集 |
楽天ウェディング | 後払い、当日払い可の式場(東京) |
結婚式場検索サイトのサービスを利用
結婚式場検索サイトでは、利用者が後払いをできるサービスを提供しています。
例えばゼクシィの結婚式費用立替制度、ハナユメの後払いサービスなどが挙げられます。
ゼクシィ | 結婚式費用立替え制度 |
ハナユメ | 後払いサービス |
結婚プロデュース会社を通す
結婚プロデュース会社を通すという方法もあります。
結婚プロデュースとは結婚式場と新郎新婦の間に立って結婚式を企画運営してくれるサービスです。
例えばスマコン、ゼロ婚、会費婚、得ナビウェディングなどは後払いが可能です。
・スマ婚
・ゼロ婚
・会費婚
後払いを選ぶ人はどのくらい?
実際に後払いを選択する人はどれくらいいるのでしょうか。
後払いが可能なゲストハウスのスタッフさんに聞いてみたところ、10組のうち1組が2組は後払いを選択するとのことでした。
わりと多いですね。
ただしこれはスタッフさんの感覚値なので、実際の割合とは違う可能性もあります。
後払いのメリット、デメリットは?
次は後払いのメリットデメリットに注目してみましょう。
後払いはメリットも大きいですが、デメリットもあるので、よくよく考慮に入れて検討することが大切です。
後払いのメリット
まずはメリットから見ていきましょう。
・負担する金額が少なくなる
後払いのメリットの一番大きいところは、負担する金額が少なくなるということです。
先程の図をもう一度貼りますが、後払いはご祝儀を計上できる分負担が少なくなります。
・費用は自分たちで用意したいというカップルに最適
結婚式の費用は親に援助してもらう場合もありますが、自分たちで用意したいというカップルも多いです。
でも結婚する若い世代では、まだ貯蓄が十分でないことがあります。
ゼクシィ結婚トレンド調査によると、結婚式の平均費用は354.8万円ですが、一方で結婚式のために貯蓄してきた金額が300万円未満の割合は全体の52.7パーセントに上ります。
今は不況の影響もあり、自分たちだけでは結婚式費用全額を用意するのは難しい時代といえるかもしれません。
だからこそ後払いサービスのメリットも大きいと言えます。
後払いのデメリット
次は後払いのデメリットも見ていきましょう。
・金利がかかることもある
結婚式費用を長期で支払う場合は金利がかかってくることがあります。
例えばゼクシィ結婚費用立替制度では、結婚式後3カ月間は利息ゼロですが、それ以降は金利がかかってきます。
・住宅ローンなどに影響する?
例えばもし結婚式費用の後払いの支払いが遅れてしまった場合は、信用に傷がつきます。
そうすると後々住宅ローンなどの審査に影響を及ぼす可能性があります。
また結婚式費用の支払い継続中に、住宅ローンなどを申請すると、借入額が制限されることもあります。
後払いを選択する人は、ご祝儀で一括に支払うことが多いですが、長期で支払う予定の方は注意ですね。
後払いは負担が少なくなる/でも利用するときはよく検討して
前払い後払いの違いや、後払いの利用の仕方、デメリットなどをご紹介しました。
費用の心配をせず理想の結婚式を挙げるために、後払いは便利なシステムです。
ですが、デメリットもありますので、利用するときはよく検討しましょう。
不明な点などあったらしっかり質問することも大切です。