結婚式の挙式と披露宴ってどう違うのでしょうか。
知ってるようで意外と分からない2つの違い。
今回は挙式と披露宴の内容の違いやおおまかな流れなどをわかりやすくまとめてみました。
これさえ読めば挙式と披露宴の違いがバッチリ分かりますよ。
INDEX
結婚式の挙式と披露宴、どう違うの?
結婚式は挙式と披露宴に大きく分けられます。
挙式のみ、披露宴のみという方もいますが、多くの人は挙式と披露宴を一緒に行います。
ではこの挙式と披露宴、どんな違いがあるのでしょうか?
挙式と披露宴にはそれぞれ役割があります。
順番に見ていきましょう
挙式は結婚を誓う儀式、披露宴は結婚をお披露目する会
まず簡単に挙式と披露宴を説明すると、挙式は結婚を誓う儀式、披露宴は結婚を周囲にお披露目する会といえます。
挙式:結婚を誓う儀式
披露宴:結婚を周囲にお披露目する会
1.挙式ってどんな感じ?
初めに挙式の内容を見ていきましょう。
結婚式と言えば指輪の交換などが連想されますが、それも挙式の中で行われます。
挙式は周囲の人や宗教上の神様や仏様に結婚を誓う儀式のことです。
結婚を誓う対象は挙式の形式によっても違います。
挙式の形式は大きく以下の4種類があります。
挙式の形式
・キリスト教式
・人前式
・神前式
・仏前式
人前式以外の挙式の形式は宗教が関係していますが、日本では多くのカップルが宗教に関係なく挙式形式を選んでいます。
それぞれの挙式の種類の特徴は?
挙式の種類ごとに特徴も違ってきます。
それぞれ順番に見ていきましょう。
キリスト教式
キリスト教式は大きくカトリックとプロテスタントに分かれます。
結婚式場などに併設しているチャペルはほぼ全てがプロテスタント式なので、なじみ深いのはプロテスタントの方かもしれませんね。
【プロテスタント】 | 【カトリック】 | |
場所の呼び方 | 礼拝堂 | 御堂 |
シンボル | 十字架 | キリストと十字架 |
儀式 | 礼拝 | ミサ |
式の進行 | 牧師 | 神父 |
バージンロード | 白 | 赤、緑 |
音楽 | オルガンやフルート | オルガン |
またプロテスタントはキリスト教の信者以外でも挙式することができますが、カトリックは新郎新婦のどちらかが信者であることが条件です。
ただし、挙式前に結婚講習などを受けることで信者以外も挙式できる場合があります。
教会の方針によって違いますので、詳しくはそれぞれの教会に聞いてみましょう。
- 新婦入場
- 讃美歌斉唱
- 聖書朗読、祈祷
- 誓約
- 指輪交換
- 誓いのキス
- 結婚宣言
- 讃美歌斉唱
- 新郎新婦退場
神前式
神前式は大正天皇の結婚式がルーツとされており、一昔前までは主流でした。
現在も和婚ブームの影響もあり、全国各地の神社で幅広く行われています。
最近は和のよさが見直されつつあり、ゼクシィの結婚トレンド調査でも一定の人気を見せています。
- 入場(参殿)
- 修祓の儀
- 祝詞奏上
- 三献の儀
- 誓詞奏上
- 玉串奉奠
- 指輪交換
- 親族杯の儀
- 斎主挨拶
- 退場
人前式
人前式は神様や仏様に結婚を誓うのではなく、その場に参列しているゲストに誓う形式です。
神父さんや宮司さんがいないので、司会者を立てたり新郎新婦自身が進行したりすることもあります。
ほかの種類の挙式と違って、これと決まった形はないので自由にアレンジすることができます。
オリジナル婚のブームを背景に、ありきたりな結婚式ではつまらない、自分たちの個性ある結婚式をしたいというカップルにとても人気です。
- 入場
- 開式宣言
- 新郎新婦紹介
- 誓約
- 婚姻届けに署名捺印
- 契りの杯
- 指輪交換
- 祝辞
- 退場
仏前式
仏前式はお寺で仏の前に結婚を誓う形式になります。
ただし、仏前式の場合は結婚トレンド調査を見ても実施される件数は少なく、現状ではお寺関係者のみ行われているようです。
- 入堂
- 啓白文の朗読
- 念珠授与
- 司婚の辞
- 焼香
- 誓杯と親族固めの杯
- 祝辞
- 退場
2.披露宴ってどんな感じ?
次は披露宴についてご紹介していきましょう。
披露宴は、結婚をしたことを周囲に報告しそれぞれの配偶者をお披露目する会です。
親や親戚、友人や会社の人を招き、食事を振る舞い、ケーキカットやキャンドルサービスなどの演出を行います。
他にも新婦の手紙を読んだり、デザートビュッフェをしたりなど、新郎新婦によっても演出の内容はそれぞれです。
- ゲストの入場
- 新郎新婦入場
- 開宴の挨拶
- 新郎新婦紹介
- 主賓挨拶
- 乾杯
- ウエディングケーキ入刀
- ゲストのスピーチや演出
- 新郎新婦お色直しの退場
- 新郎新婦再入場
- 余興
- 祝電紹介
- 親への手紙、記念品や花束の贈呈
- 謝辞
- 閉会の儀
- 新郎新婦の退場
- ゲストの退場とお見送り
演出は人それぞれ、個性が一番出るところ
披露宴の演出で何を行うのかは新郎新婦の個性が一番現れるところです。
またゲストの顔ぶれによってもお勧めしたい演出は変わってきます。
例えば、会社関係の人が多い場合はスピーチをたくさん取り入れてしっかりした雰囲気にしたり、逆に友達が多い披露宴ならゲスト参加型の演出を取り入れても楽しそうです。
演出を考えるのは楽しいので、もし披露宴の準備をする場合はいろいろと考えてみてくださいね。
参考までに人気の演出をご紹介します。
披露宴で行われる人気の演出Top3(ゼクシィ結婚トレンド調査より)
1位:ファーストバイト
2位:生い立ち紹介
3位:花嫁の手紙
小規模のお食事会、会食の場合もある
ゲストの人数が少ない時は披露宴ではなくお食事会や会食にすることもあります。
披露宴の規模を少し小さくしたようなイメージですね。
披露宴と同じように司会進行をして演出も行う場合もありますし、純粋にお食事と歓談を楽しむ場合もあります。
お食事会や会食では新郎新婦は当日それほど忙しくならないので、ゲストとゆっくり時間を共有することができます。
最近広まりつつある1.5次会
披露宴ほどかしこまった会ではなく、かといって二次会とは違う、そんな旧来の形には当てはまらない結婚式の形が増えてきています。
いわゆる、1.5次会です。
以前は海外挙式の帰国後に1.5次会を選ぶ人が多かったのですが、最近では自分たちのやりたい結婚式の形を考えたら1.5次会になったというケースもあります。
1.5次会を専門に検索できるサービスも登場していますね。
結婚式の形の多様化や費用の節約ブームの影響もあり、1.5次会はこれからも増えていきそうです。
挙式と披露宴の順番は?
結婚式は、このように挙式と披露宴に分かれていますが、進行の順番はどうなっているのでしょうか。
ほとんどの場合順番は挙式→披露宴となります。
私自身や周囲の人を見ても披露宴が先に来るというパターンはありませんでした。
海外挙式など遠方の場合は先に披露宴をあげてから挙式するということもありますが、大半の場合は挙式のあとに披露宴というかたちですね。
事情がない限りはどの結婚式場も先に挙式をするようにスケジュールを組むはずです。
挙式と披露宴にかかる時間は?
挙式と披露宴でそれぞれかかる時間はどれくらいでしょうか。
一般的には、挙式は30分、披露宴は2時間半と言われています。
私が挙式した際も時間はそのぐらいでした。
結婚式の演出内容にもよりますが、だいたいこれくらいかかるという目安として覚えておくとよいでしょう。
開催日は同じ?別々?開催場所は?
結婚式の日程はどうでしょうか。
挙式と披露宴は同じ日に行われることが多いです。
先輩花嫁さんの調査を見てみると、挙式と披露宴を同じ日に実施した人は95パーセントになります。
(ゼクシィ結婚トレンド調査2017)
挙式だけを海外で行うという例もありますが、多くの人は挙式と披露宴を同じ日に行うようです。
挙式と披露宴は同じ場所で行われるケースも多い
また挙式と披露宴は同じ場所で行われるケースも多いです。
こちらもゼクシィの結婚トレンド調査2017によると、挙式と披露宴が同じ会場の割合は85パーセントになります。
同じ会場を選ぶ理由としてはアクセスの良さが挙げられます。
特に年配のゲストが多い場合は、移動が楽になるので同敷地内に挙式会場と披露宴会場がある式場だと便利です。
別々にある場合でも、なるべく挙式会場と披露宴会場が移動しやすいように配慮してあげたほうが親切でしょう。
大半の式場は挙式会場と披露宴会場が近くにありますし、例え離れていてもリムジンバスなどで送迎サービスを行ったりしています。
挙式だけ、披露宴だけの場合もあるの?
結婚式は挙式+披露宴(+二次会)という形で行う人が多いですが、挙式だけ、披露宴だけ行う場合もあります。
ただし割合は少ないです。
先輩花嫁さんのアンケート調査を見てみると、挙式だけを行った人は全体の4パーセント、披露宴だけを行った人は全体の2パーセントという結果でした。(ゼクシィ結婚トレンド調査2017)
例えば披露宴はやらないと考えていた人でも、親族だけのお食事会は開こうなど自分たちに合う形にして何かしら行うことが多い印象です。
こうしたこともあり、純粋に挙式だけ、披露宴だけの人の割合は少なくなっていると思われます。
挙式や披露宴を体験できるブライダルフェア
挙式と披露宴の違いをご紹介してきましたが、実際に自分の目で確かめて体験してみるのがお勧めです。
ブライダルフェアに行けば、気軽に挙式と披露宴を体験することができますよ。
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