家族や親戚、親しいゲストなど少人数で行う結婚式。
今回は少人数結婚式について深掘りしました。
種類や費用相場、メリットデメリット、私の周囲の体験談など、気になるとことをお伝えします。
近年増えつつある少人数結婚式、これから注目される結婚式の形かもしれません。
INDEX
少人数結婚式とは
結婚式のうち特にゲストが少人数のものを少人数結婚式と呼びます。
挙式のみの式や、ささやかな会食だけのものから、普通の結婚式の披露宴と何ら変わらないものまであります。
少人数は何人から?
ゲストの人数は何人から少人数となるのでしょうか。
一般的なゲストの人数を60名~80名程度と考えると、それと比較して30名未満のゲストの式は少人数と呼ばれるようです。
ただし30名というのも1つの目安であり、結婚式場によっても異なります。
40名以下を少人数とするところもあるようです。
ゲスト30人未満の結婚式の割合が増えている
ゼクシィ結婚トレンド調査2017によると、結婚式を挙げた先輩花嫁さんのうちゲストが30人未満だった割合は、15.6パーセントでした。
また過去にさかのぼって数年間の割合を見てみると、少人数結婚式の割合は徐々に増えてきています。
●ゲスト30人未満の割合の推移(ゼクシィ結婚トレンド調査2017)
●ゲスト30人未満の割合の推移
・2011年:8.7パーセント
・2012年:8.9パーセント
・2013年:10.2パーセント
・2014年:10.1パーセント
・2015年:12.7パーセント
・2016年:10.4パーセント
・2017年15.6パーセント
また年齢別に見てみると、30代では、30人未満の少人数結婚式を挙げる割合が一番多いです。
特に35歳以上で見てみると、全体の30.8パーセントがゲスト30人未満となっており、60~80人規模の割合に比べて大分高くなっています。
さらに地域別に見てみると、特に首都圏、北海道、関西の順で少人数の結婚式の割合が高いです。
●地域別少人数結婚式の割合が高いTOP3
少人数結婚式の割合は少しずつ増えてきているのですね。
特に30代の割合が多い原因としては、周囲の同年代の友人が仕事や子育てに忙しくなかなか結婚式に参加できないという事情もありそうです。
また人口の多い大都市でも、少人数結婚式の割合は増えており結婚式のあり方が多様化しているといえそうです。
少人数結婚式の種類と相場
次は費用についてご紹介していきます。
少人数結婚式にはいくつか種類があります。
その種類ごとに相場をまとめてみました。
費用目安は結婚式場検索サイトのゼクシィやハナユメを参照にしています。
挙式のみ | 目安:20万円 |
挙式+お食事会 | 目安:30万円~70万円 |
挙式+披露宴 | 目安:100万円~ |
それでは詳しく見ていきましょう。
挙式のみ
費用目安:20万円
挙式だけを行うシンプルな形です。
私の友人も教会で挙式だけ行っていました。
ただし実際には挙式+お食事会の形をとる人が多く、純粋に挙式のみを行う人は全体の4パーセント程です。(ゼクシィ結婚トレンド調査2017より)
挙式+お食事会
費用目安:30万円~70万円
挙式と10~20人程度の小規模なお食事会を行う形です。
会場として選ばれるのはレストランウェディングを提供しているところが多いですね。
ちなみに筆者が以前ランチで訪れた横浜ベイホテル東急のクイーンアリスでもレストランウエディングを提供していました。
可愛らしくて料理もとてもおいしいのでお勧めです。
挙式+披露宴
費用目安:100万円~
挙式と披露宴を行う形で、ゲストは少人数であっても、一般的な披露宴と何ら変わりはありません。
普通に司会者を置いてケーキカットやスピーチなどの演出も行います。
私の夫の親戚の場合も、このタイプでした。
下でまた詳しく紹介しますね。
少人数結婚式のメリットとデメリットは?
次は少人数結婚式のメリットとデメリットを見てみましょう。
個人的には少人数結婚式はメリットが大きいなと感じました。
少人数結婚式はメリットがたくさん
それでは少人数結婚式のメリットから見ていきましょう。
費用が安くなる
費用が安くなるというのはメリットのうち一番大きいところですね。
費用面から少人数を選択したという先輩花嫁さんたちもいるくらいです。
やはりゲストの人数が多いほど、金額も高くなってしまいますからね。
特にお食事会や披露宴を行わずに挙式のみを選択した場合は、価格をグッと抑えることができます。
準備が早く出来て楽
少人数の場合は準備も早いです。
60人から80人ほどの一般的な結婚式の場合は、招待状を用意するだけでも一苦労です。
その点ゲストの人数が少ないと準備も早く楽にできます。
新郎新婦が共働きで忙しいという場合でも対応しやすいですね。
堅苦しくないのでセレモニー的なものが苦手でも安心
時には会社の人をゲストとして招くこともある一般的な結婚式と比べて、少人数結婚式は親や親戚、親しい友人などが中心なので堅苦しくありません。
また式の進行も、セレモニー的なものではなくアットホームな感じで行われることが多いようです。
結婚式を挙げたくない理由に、セレモニーが苦手という理由が多く挙げられますが、アットホームな雰囲気の少人数結婚式なら特に緊張することもなくリラックスして行えそうです。
アットホームな雰囲気
上でも少し出てきましたが、少人数の場合はゲストが家族や親しい友人中心になります。
そのため自然とアットホームな雰囲気が生まれます。
テーブルも普通の結婚式のような丸テーブルではなく、長テーブルを使うことが多いので、ゲスト同士の距離も近いです。
当日は新郎新婦も普通の結婚式ほど慌ただしくないので、ゲスト一人一人とお話ししやすいです。
一方少人数結婚式のデメリットもあり
メリットが大きい一方、デメリットも存在します。
次はデメリットを見ていきましょう。
対応できる式場が限られる
少人数のときに一番困るのが会場が見つからないということではないでしょうか。
結婚式場はゲストの人数ごとに制限を設けていることが多いです。
そのため、30人未満の少人数結婚式だと、それに対応した専用の会場を探す必要があります。
もし会場が探しにくい場合は、結婚式場相談カウンターなどに相談してみるのも1つの手です。
ちなみに、共済などの福利厚生で運用している結婚式場は、少人数に対しても手厚いです。
私が見学に行ったメルヴェーユは神奈川県民共済の式場でわりと大きな会場ですが、少人数結婚式にも対応しているとのことでした。
ゲスト単価が高くなりがち
少人数結婚式でよく言われることはゲスト単価が高くなるということです。
例えば会場費などの固定費を10人で割った場合と、60人で割った場合では後者の方がゲスト単価が高くなってしまうのは当たり前といえばそうですね。
ただ個人的には、新郎新婦のおもてなし精神もゲスト単価を上げる原因になっている気がします。
せっかく来てくれたんだし、10人ぐらいだったら奮発して良いものを提供しようと考える人は多いです。
引き出物に1品プラスしたり、料理を最高ランクにしたりなど。
少ない人数だからこそ最高の贅沢を、というおもてなしの気持ちが、ゲスト単価をさらに引き上げているように個人的には思います。
盛り上がりに欠ける場面もある
人数が多く所々に演出を挟む一般的な結婚式と比べると、少人数の結婚式は盛り上がりに欠ける場面もあります。
ただしこれは、進行や演出などで工夫することで防げます。
みんなの話題が弾むような演出やスピーチなどを取り入れてみるとよいでしょう。
少人数結婚式のメリット、デメリットをご紹介しました。
検討する際にはメリットだけではなくデメリットにも注目して考えることが大切です。
私の親戚の少人数結婚式体験談(Aさんの場合)
少人数結婚式の例を探していたところ、私の夫の親戚の体験談を聞くことができました。
私の夫の親戚(以降Aさん)の場合は、親の事情により結婚式を早く挙げる必要がありました。
そのためゲストは少人数にして、結婚式を行いました。
準備期間は1~2ヶ月ほど
Aさんはゼクシィを通して結婚式場を探し、挙式までの準備期間は1~2ヶ月ほどだったようです。
手作りは行わず、ほぼ業者にお任せしました。
結婚に関する情報収集もゼクシィで行い、「ゼクシィはすごい便利~!」と言っていました。
挙式+披露宴のタイプ
Aさんの場合の結婚式の種類は、挙式+披露宴のタイプです。
演出もしっかり行い、一般的な披露宴とほとんど変わりはありませんでした。
ちなみに、ゲストは親戚がほとんどで年齢層は若干高めとのことで、スピーチやケーキカット等オーソドックスな演出を中心に行ったようです。
ゲストと話す時間が長くなってよかった
少人数結婚式で一番良かったことを聞いてみると、ゲストと話す時間が長くなったということでした。
確かに管理人の結婚式を振り返ってみると、普通の結婚式の場合は新郎新婦は当日とても慌ただしくゲスト一人一人とゆっくり話すのは難しいです。
ゲストのおもてなしということを考えると、ゆっくり話す時間のある少人数結婚式も魅力的だなと感じました。
まとめ/少人数結婚式は今後増えていく結婚の形かもしれない
今回は少人数結婚式についてまとめてみました。
少人数ならではのメリットも多く、今後増えていく結婚の形かもしれないと感じます。
少人数結婚式をお探しの方は、結婚式場情報サイトの検索条件でゲストの人数を指定して検索するのがお勧めです。
また準備の進め方がわからない、サポートが欲しいという場合は相談カウンターに行ってみるのも良いでしょう。
少人数結婚式の場合は、定額ウェディングのあるハナユメがお勧めです。
利用者の満足度も高いですよ。