結婚式を挙げずに婚姻届だけを提出するいわゆるナシ婚。
最近増えてきている結婚の形ですね。
でもナシ婚は親をがっかりさせて親不孝になるのではという印象もありますね。
実際にナシ婚は親不孝になるのかどうか、親子のアンケート調査も踏まえながら考察してみました。
INDEX
ナシ婚とは?
ナシ婚とは挙式、披露宴を挙げずに婚姻届だけを提出する結婚の形です。
ナシ婚を選択する理由は、お金がない、さずかり婚だから、再婚だから、など多様にあります。
結婚式を行わない分、新婚旅行や結婚指輪、婚約指輪を豪華にするカップルも多いようです。
ナシ婚は親不孝になる?
子供の成長を楽しみに思っている親にとっては、結婚式を挙げないナシ婚は親不孝になってしまうのでしょうか。
アンケート調査から浮かび上がってくる親子の気持ちを見てみましょう。
子供(新郎新婦側)の気持ち
まずは結婚式を挙げる当人、新郎新婦側の考えを見てみます。
結婚式は親孝行になると考えている人の割合は多い
まずは子供側、すなわち結婚式を挙げる新郎新婦の意識調査です。
ゼクシィ結婚トレンド調査2017によると、結婚式は親孝行になると考えている人の割合は64.7パーセントです。
ちなみにもう少し細かく見ていくと、男性が57.5%、女性が72%となっており女性の方が親孝行になると考えている人が多いことがわかります。
結婚式を挙げる理由の第1位は親に感謝の気持ちを伝えるため
さらに結婚式を挙げる理由にも着目してみましょう。
なぜ結婚式を挙げるのか理由を調査してみたところ、親や親戚に感謝の気持ちを伝える為が1位で75.2%でした。
結婚式は自分たちの為、というより親に感謝の気持ちを伝える場と考えてる人が圧倒的ということがわかりますね。
結婚式を挙げる新郎新婦側の気持ちを見てみました。
次は親の気持ちを見てみましょう
親の気持ち
それでは肝心の親は結婚式についてどう思っているのでしょうか。
こちらについてもアンケート調査があります。
子供に結婚式をして欲しいと考えている親の割合は?
ゼクシィ結婚総合意識調査2017を見てみましょう。
子供に挙式をして欲しいと考える親の割合は67.6パーセント、披露宴をしてほしいと考える割合は61.4%です。
挙式を希望しますか?
してほしい :67.6%
どちらとも言えない :31.7%
してほしくない:0.7%
披露宴・披露パーティを希望しますか?
してほしい:61.4%
どちらとも言えない:33.8%
してほしくない:4.8%
積極的に反対派の親は挙式0.7%、披露宴4.8%とかなり低い数値です。
多くの親は結婚式を希望したり、結婚式に関して肯定的ということがわかりますね。
自分の希望を子供に伝えない親の方が多い
さらにこういう調査もあります。
結婚総合意識調査2015(リクルートブライダル総研調べ)によると子供に結婚式の希望を伝えない親が多いという結果になりました。
結婚式をしてほしいと伝えていない:66.9%
結婚式をしてほしいと伝えた:33.1%
結婚式をしてほしいと考えていても、希望を伝える親は少ないのですね。
これらのアンケート調査をまとめてみると、子供の結婚式を希望する人は多いが、希望を子供に伝える事は少ないということが浮かび上がってきます。
つまり何も言わなくても、心の中では結婚式を挙げて欲しいと思っている可能性もあるということです。
親の希望は実際に聞いてみるのが確実
親が自分の希望を子供に言わないのは、子供の意見を尊重したいというところもあるのでしょう。
口には出さないので一見無関心なように見えても、実はとても心配している場合もあります。
もし親孝行をしたいと考えているのなら早めに親の希望を聞いておくのが良いでしょう。
なかには結婚式のようなセレモニーが苦手な親も・・・
ちなみに全ての親が結婚式を希望しているわけではなく、なかには結婚式のようなセレモニー行事が苦手な親もいます。
こういうタイプの親にとっては、あまり親孝行にならないかもしれません。
親も人間で千差万別ですので、やはり事前に希望を聞いておいたほうがスムーズです。
結婚式は挙げずにお食事会を開くのもあり
結婚式をあげたいけれども、金銭的な問題や時間が限られている、再婚だから、授かり婚だからなどの理由でなかなか結婚式ができない場合もありますね。
そんな時は小規模のお食事会を開いてはいかがでしょうか。
金銭的な負担も少なくて済みますし、準備にもそれほど時間はかかりません。
挙式つきのプランにすれば、ウェディングドレスを着ることもできます。
お食事会の結婚式はゲスト同士の距離が近くアットホームな雰囲気になるので結婚式のようなセレモニー的行事が苦手な方からも好評ですよ。
▼挙式付きのお食事会を探してみよう
結婚式を挙げなくてもできる/親に感謝の気持ちを伝えるプレゼント、アイディア
実際に結婚式を挙げなくても、感謝の気持ちを伝える方法はあります。
例えば花束やプレゼント、手紙など送ってみるのはいかがでしょうか。
のんびり旅行なども良いでしょう。
・食事に誘う
・手紙を書く
・旅行に一緒に行く
など
結婚式は親孝行になりますが、それにこだわらず自分たちに合ったスタイルを探してみるのが一番孝行になると思います。
結婚の節目に何か記念になるものをプレゼントすることで十分喜んでもらえるはずです。
ナシ婚でも親孝行はできる!自分たちにあった形を探してみよう
今回はナシ婚にフォーカスして実際に親不孝になってしまうのか考察してみました。
結婚式を希望している親は多いですが、一般的な結婚式の形にこだわらなくても親孝行する方法はたくさんあります。
お食事会を開くのも良いですし、記念品となるプレゼントを渡すのも喜ばれるでしょう。
形式ではなく気持ちが大事なのだと思います。
親孝行したいときに親はなし、とならないうちにできるときにできることをするのが大切です。