結婚式場を一度決めたけれど、キャンセルをしたくなった・・・
こんなときはどうすればよいのでしょうか。
実は私も仮契約後と本契約後のタイミングで結婚式場をキャンセルしたことがあります。
このときの私自身の体験談をもとに、結婚式場のキャンセルについて徹底的にまとめてみました。
INDEX
結婚式場を決めた後(契約後)にキャンセルはできるの?
結婚式場を決めた後にキャンセルはできないんじゃないの?と不安に感じられる人もいるかもしれませんが、結婚式場のキャンセル自体はいつでもできます。
極端な話、結婚式前日であってもキャンセルは可能です。
(ただしキャンセル料は全額取られます)
このようにキャンセル自体の敷居は高くないのですが、おそらく一番気になるのはキャンセル料金ではないでしょうか。
キャンセル料金はどれぐらいかかるの?
キャンセル料金といっても、結婚式場や契約の内容によって様々です。
キャンセル料金がかからないこともあれば、数十万から数百万円かかってくることもあります。
結婚式費用が高額なので、やはりキャンセル費用も高額になりがちなのですね。
具体的にキャンセル料金がいくらかかるのかは、キャンセルをするタイミングが関わってきます。
キャンセルのタイミング、どの段階にいるのかでキャンセル料が決まってくる
キャンセルのタイミングによって、キャンセル料金は大きく変わっていきます。
基本的に後になればなるほどキャンセル料金は高額になります。
キャンセルのタイミングは以下の4つに分けられます。
1 | 結婚式場を見学した後 | 0円 |
2 | 仮契約をした後 | 0円~数万円 |
3 | 本契約をした後 | 0円~数十万円 |
4 | 式場との打ち合わせに入った後 | 数十万円~数百万円 |
順番に見ていきましょう。
1、結婚式場を見学した後
キャンセル料目安:0円
ブライダルフェアや式場見学に参加しただけであれば、式場との間には何の契約もありません。
たとえ口頭で、「この式場に決めた!」と言っていたとしても、実際に契約書をかいていなければ全く気にする必要はありません。
もちろん、契約が発生していないのでキャンセル料も支払う必要はありません。
2、仮契約をした後
キャンセル料目安:0円~数万円
もう少し検討したいけれども、日取りだけは押さえておきたい。
こんな時は結婚式場と仮契約をします。
仮契約とは
仮契約とは一定期間日取りを抑えておく制度です。
仮契約の期間中は、その日取りを他の人に取られる心配もありません。
仮契約のキャンセル料は、仮契約を結ぶときに手付金が必要だったかによります。
手付金なく仮契約を結んだ場合は、おそらくキャンセル料はかかりません。
私の場合もそうでした。
仮契約に手付金が必要な場合は、キャンセル料は手付金の一部もしくは全部です。
金額は式場によって違いますが、大抵は数万円ほどです。
キャンセル料
・手付金なし:0円
・手付金あり:0円~数万円
3、本契約をした後
キャンセル料の目安:0円~数十万円
最終的に結婚式場をここに決める、となったときは本契約をします。
本契約とは
本契約は本格的な契約です。
注意事項などを読み、書類に署名や捺印をして、手付金(10万から20万円ほど)を払います。
本契約をした時点から、あなたと式場との契約が発生します。
本契約後は基本的にキャンセル料金がかかると考えましょう。
たまに良心的な式場の場合は、「打ち合わせに入る前のキャンセルは料金がかからない」とするところもありますが、これはその結婚式場によります。
ちなみに筆者は本契約をした翌日にキャンセルしましたが、その時はキャンセル料はかかりませんでした。
4、式場との打ち合わせに入った後
キャンセル料の目安:数十万円~数百万円
一般的には結婚式の半年前ぐらいから、式場との本格的な打合せに入っていきます。
ドレスや料理など、結婚式の中の細かい項目を決めてゆく時期ですね。
この時期に入ってからのキャンセルは、高額なキャンセル費用がかかることを覚悟しておいた方が良いでしょう。
具体的には、「結婚式場規定のキャンセル料」、「外注のキャンセル料」「準備した分の実費」がかかってきます。
打合せに入った後のキャンセル料内訳
結婚式場規定のキャンセル料
外注のキャンセル料
準備した分の実費
細かく見ていきましょう。
・結婚式場規定のキャンセル料
まず、結婚式場規定のキャンセル料金がかかります。
これは本契約をする際に注意事項として式場からアナウンスされる内容です。
日本ブライダル事業振興協会(BIA)の規定が目安となります。
結婚式の解約料の目安
挙式日の179日から150日前まで:申込金の全額+実費
149日から90日前:見積もり金額の20パーセント+実費
89日から60日前:見積もり金額の30パーセント+実費
59日から30日前:見積もり金額の40パーセント+実費
29日から10日前:見積もり金額の45パーセント+外注の解約料+実費
9日から前日:見積もり金額の45パーセント+外注解約料+納品済実費代金
挙式披露宴の当日:見積もり金額の100パーセント(サービス料除く)
結婚式場のキャンセル費用だけ見ても相当高額であることがわかります。
後からこんなに高かったなんて知らなかった!とならないように、本契約を結ぶ際にキャンセル料金はしっかりと確認することをお勧めします。
・外注のキャンセル料
結婚式場はその式場単体で結婚式準備を行うのではなく、外部の業者とも連携しています。
式場によっても異なりますが、引き出物やカメラマン、お花、司会者などは外部業者にお願いしている式場も多いです。
そして打ち合わせをしたら順次外部の業者に発注をかけています。
結婚式場をキャンセルするともちろんこれらの外部業者のキャンセル料金もかかってきます。
・準備した分の実費
キャンセルした段階で結婚式場や外部業者が、すでに結婚式の準備を進めている場合はその分の実費が請求されます。
基本的に結婚式が近づくにつれて準備も整ってきますので、キャンセル費用は高額になります。
結婚式の直前になってくるとほぼ全額分の実費となるでしょう。
このようにキャンセル費用は、タイミングによって異なってきます。
基本的にタイミングが遅くなるほどキャンセル費用も高額です。
結婚式場をキャンセルする場合は、早めに知らせよう
キャンセルが決まった場合は、なるべく早く式場に知らせましょう。
キャンセルが後になればなるほど、キャンセル料も高額になります。
結婚式場は挙式日から換算して何日前というところでキャンセル料を定めているので、
ということもあり得ます。
キャンセルが決まったらすぐに式場に知らせることをお忘れなく。
キャンセルを伝える方法は?メール?電話?
なるべく早く式場に伝える、ということを考えるなら電話がお勧めです。
メールだと、式場側の都合でしばらく目を通してもらえないこともあります。
確実に伝えるのであれば電話です。
電話がどうしてもつながらない場合のみメールにしましょう。
キャンセルの実際の流れ(私の体験談)
私は仮契約後と本契約後の2回キャンセルをしたことがあります。
そのときのキャンセルの流れをご紹介します。
仮契約後のキャンセル
私は仮契約をしていったん日程を抑えましたが、その後キャンセルをしました。
そのときは、結婚式場に電話をしてキャンセルの旨を伝えました。
キャンセル料金などは発生しなかったので、電話をしただけでキャンセルは終了しました。
特にしつこく引き止められるということもなかったです。
本契約後のキャンセル
本契約後のキャンセルの場合は、式場に電話で連絡をした後、実際に式場に出向きました。
キャンセル用の書類を書く必要がある、とのことでしたので。
電話をしてから数日後、もう一度結婚式場に行き、担当のスタッフさんとおそらくそのスタッフさんの上司の2人とお話をして、キャンセル用の書類を記入しました。
30分ぐらいかかったと思います。
特にキャンセル料が発生したり、しつこく営業されるということはありませんでした。
結婚式場のキャンセルの流れは私の場合このようになりました。
先輩花嫁さんの体験談などを見ていると、結婚式場によってはキャンセル時にもめたりトラブルになったりもあるようです。
トラブルの主な原因はキャンセル料金です。
トラブルを避けるためにも、お金に関することはしっかりと契約前に説明を受けましょう。
キャンセルすることに対して必要以上に罪悪感を感じる必要はなし
キャンセルをするときはやはりきまりが悪いものです。
特に優しい人なら罪悪感を感じてしまうかもしれません。
しかし一方で連絡しないで時間だけが過ぎてしまうと、キャンセル料は高くなってしまいます。
どうせキャンセルするのなら、早めに伝えたほうがよいのです。
また、結婚式場側もある程度のキャンセルが出るのは考慮に入れています。
ですので、キャンセルを伝えると慣れた感じで(というのもおかしいですが)手続きをしてくれます。
あまり気にする必要はありませんよ。
まとめ/キャンセルが決まったらすぐに伝えるのが大切
今回は結婚式場のキャンセルについてお伝えしてきました。
キャンセル費用は、かなり高額である上に、日数が経つにつれどんどん値が上がっていきます。
もしもキャンセルすることが決まったのなら、早めに結婚式場に連絡するのが大切です。